茶道部顧問:笠井 哲
茶華道部は、現在実質茶道部として活動をしています。磐陽祭においては、例年磐陽会館前の芝生で、きれいな和服を身に纏った女子学生たちが茶会をしているので、ご覧になった方も多いかと思います。発表の場は、これ一つだけではありません。私たちは、いわき学校茶道連盟に所属しています。連盟主催の合同発表会が、年2回、7月と1月に開かれ、そこに加盟している高校10校の茶道部員たちとともに、参加し茶会をしています。
では、日頃は何をしているのでしょうか?茶道裏千家の佐藤宗恵先生のご指導のもと、茶会を円滑に行うためのお菓子の出し方とお茶の点て方の稽古とともに、お客になった場合のお菓子の頂き方とお茶の飲み方も、基礎から繰り返し、丁寧に稽古をしています。今年は、本来の稽古日の水曜以外に、授業の関係で出られない学生のために、月曜も活動しています。部員が現在23名で、図書館3階の和室(6畳)では窮屈なのが悩みです。そこで月1回程度、合同発表会でも使用している、いわき市生涯学習プラザ5階の茶室を借りて、稽古をしています。
茶道を通して、礼儀作法を学ぶだけでなく、「もてなし」や「思いやり」といった心も身につくと思われます。さらに、「総合芸術」と称される茶道には、日本文化のエッセンスが集積しているので、将来必ず役に立つはずです。特に国際人を目指す人はもちろん、どこに住んでもグローバル化した現代に生きる日本人にとって、外国の方に胸を張って「これが日本文化です」と具体的かつわかりやすく伝えることができるのは、茶道に勝るものはありません。
これを読んで、興味を持った方は、見学自由ですので和室を覗いてみるか、お近くの茶華道部員または顧問(高橋章先生か私)に、声をかけて頂ければ、幸いです。正座も、慣れてしまえば大丈夫です。随時お待ちしていますので、よろしくお願いします。